わびさびカオス


工藤哲巳展を見に国立国際美術館へ。
昔、常設にあった鼻毛ボーボーの鼻と電子部品の作品が
やたら異彩を放っていて大好きでした。

入り口にいきなり「インポ哲学」というタイトルの
インスタレションがあり笑いました。
小学生とかにはどう説明するのかなああああ。

現代社会への批評と科学的視点を
モチーフにしてるとのこと。
風刺してるようだしモチーフもグロテスクだけど
みるとなんか癒される。

質感と色合いの美しさが、わびさびカオス。


今回の展覧会は
初期のアンフォルメルな絵画、
縄で作ったなんかの式をモチーフにしたオブジェ、
ハプニング(パホマンス)映像、
メモやノート、展覧会のポスター、
晩年の糸の作品など、盛りだくさんでした。

工藤氏はぶいぶい言わせていたグループにも属さず
電子学(ちょっと忘れた、とにかく理系)とか読んで
独自の道を追求しパリに渡ったのですが
とくにパリに憧れがあったわけでもなかったとのこと。
かっこいいぜ!

晩年はアル中になったりして病んでしまったのですが
創作を再開し糸で仏教ぽいのを作ってました。
もっと長く生きていたらどんなのを作っていたのかなああああ。

私の心のモヤモヤどろどろが
工藤氏の作品に吸い込まれたのか
カオス感を保ちつつそっきり。
(すっきりというかそっきりという感じ、さっきりとも言える)

そのあと勢いよくクリスマス焼肉をもりもりもりもりった。

※写真は工藤氏の作品です。タイトルは忘れました。









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